アレルギーの治療薬

医師との上手な付き合い方

自分の病気でもそうですが、目に見えて改善が見られないと、
「本当にこんなので治るのかな?」と、
先生を疑ってしまうことがありますよね。

気が弱くなっているのもそうなのですが、
治療が長期化して、改善が見れらないと、不満が増してきます。
特に自分の子供だと、親はその気持ちは強くなるものですよね。

医者を変えるか、続けるか。
その判断は自分ですることですが、
やむを得ない事情がない限り、コロコロと主治医を変える事は、
避けることをオススメしたいです。

アレルギーの治療自体、とても時間のかかるものです。
医師を変えてしまうと、それまで積み上げてきた観察と治療を
最初からやり直すことになります。
改善が見られないこと、心配なことがあれば
その医師に、素直に伝えてみてください。

どうしても不安がぬぐえない場合は、
セカンドオピニオンとして他の医師にも診断を仰ぐ方法があります。
ただし、アレルギーの治療は、
積み重ねてこそ正確な診断が出来る部分もありますので、
結果ばかりを急がないようにしてくださいね。

また、アレルギーに効くと詠う民間療法や
市販の薬を使う場合は、必ず医師に相談してくださいね。
ワラにもすがりたいキモチはよくわかりますが、
知らない間に、治療の妨げになっていることもありますよ。

病院の指導はどんなもの?

病院でアレルギーと診断されたら、
どんなことを指導されるのでしょうか?

まずは、症状を抑える薬が処方されます。
すでに出ている症状については、薬で治していきます。
使い方、注意点などはしっかりと聞いておいてくださいね。

そして、その他は、アレルギー反応を
できるだけ起こさないようにする生活のアドバイスです。

・アレルゲンとなる食べ物を摂らないようにする食物指導
・生活環境の改善・整備について
・スキンケアの方法

などなど、普段生活していく中で、
世話をする、回りを取り巻く人達ができること、
しなくてはならないことを、ひとつひとつ指導されます。

アレルギーの治療は、辛い症状をいかに取り除くかが
治療のスタート地点なのです。

薬の種類と用法を正しく知ろう

アトピー性皮膚炎とと言えば、ステロイド…。
そして、ステロイドは、怖いもの。

こんなイメージばかりが定着してはいないでしょうか?

アレルギーの薬には、アレルギー反応を抑える薬と、
既に出ているアレルギー症状を抑える薬とがあります。

アレルギー反応を抑制する薬は「抗アレルギー剤」、
既に出ている症状を抑えるために使うものが
「抗ヒスタミン剤」「ステロイド」などの薬です。

どの薬が何の目的のために使われるのかは、
薬を使って治療をしていく上で、とても大切なことです。

特にステロイドなどの薬に怖さを持っているのならば
医師にきちんと告げて、十分な説明を受けた上で
納得してから、正しい使い方をするようにしてくださいね。

長期服用する薬の注意点

アレルギーの薬は、長期に渡って
服用したり、塗布することがほとんどです。
一時的に使って治るようなものではありません。

ですから、特に薬の量や使い方は、指示を厳守して上で
様子に注意を払いながら、正しく服用しなくてはなりません。

「目に見えた効果がないから」「多すぎる気がしたので」

など、素人判断で、薬の使用方法や、使用量を変えてしまうと
本来の効果や、副作用などもわからなくなってしまいますし、
症状を悪化させてしまうこともあるのです。

特に治療は長く続きます。
なかなか良くならないこともあるでしょう。
しかし、治したいという意志をしっかりと持って、
医師との信頼関係を揺るがすことのないように、
治療を進めていくことが大切です。

代表的なアレルギーの薬と特徴

アレルギー治療薬でも代表的な
「抗アレルギー剤」「抗ヒスタミン薬」「ステロイド剤」
これらの特徴を紹介しておきます。

【抗アレルギー剤】
飲み薬で処方され、効果が出るまでに2〜3ヶ月かかります。
副作用が出にくく、緩やかに効き目が出ます。
Th2細胞の働きを抑える薬、抗原抗体反応を抑える薬、
マスト細胞の化学物質放出を抑える薬、
放出された化学物質の作用を抑える薬などがあります。

【抗ヒスタミン剤】
マスト細胞が放出する化学物質の中でも、
特にかゆみを感じさせるヒスタミンを押さえる薬です。
眠さやだるさなどの副作用が出ます。

【ステロイド剤】
飲み薬と、塗り薬があります。抗炎症剤です。
全身に症状があるときは飲み薬が処方されます。
副作用が多く報告されていて、長期使用するほど
そのリスクは高くなりますが、症状を医師と相談しながら、
その症状に合った強さと使用方法を守ることで、
副作用を軽減することが可能です。

ステロイド剤の強さと使い方

ステロイド剤、副腎皮質ホルモンとも呼ばれます。
アトピー性皮膚炎などの治療薬として有名ですよね。

ステロイド剤には、強さの段階があり、
使ってよい年齢や部位が決まっています。

即効性があり、よく効くのですが、その分副作用が強く、
全身に色々な症状が現れるのも特徴です。
魔法のような、麻薬のようなという例えられ方もあるほどです。

ですから、医師の指示を守り、正しく使うことが大前提です。
急に使うのを止めると、リバウンドを起こして、
より悪化することもあります。
だからと言って、副作用が怖いからと、
炎症がひどい状態なのに使わないでいるぐらいなら
上手に使って、炎症を抑えるほうが、
肌にも、その人の心にも良いことには間違いありません。

ホントにいいの?漢方薬や新薬

「アトピー性皮膚炎に効く!」「ひどい花粉症に効く!!」

こんなうたい文句で、色々な薬や漢方薬などが販売されています。
最近では、海外の薬も購入しやすい環境がどこにでもあります。

つらい時には、ワラにもすがりたいキモチ、よく解ります。

万一良くなれば、良くなるかも…望みが少しでもある限り、
一度は、試してみたくなりますよね。

でも、ちょっと待って!!
安全かどうかを確かめなくてはいけません。

試す前に、かかりつけの医師に必ず相談してください。
自己判断で服用すると、とんでもない事態を
招く恐れは十分にあります。
もちろん、民間の薬が全て危険なわけではなく、
科学的に効果が証明されているものもありますので、
治療役立つ薬があることも、事実なのです。

タクロリスム軟膏とは?

近頃、ステロイドに変わる塗布薬として、
タクロリスム軟膏という薬の使用が認められるようになりました。

タクロリスム軟膏は、アトピー性皮膚炎の
ステロイドに変わる薬として、大変注目を集めています。
プロトピック軟膏とも呼ばれています。

この薬は、免疫を抑制する薬で、
ステロイド剤の抗炎症剤とはまたちがった働きを持っています。
使い方は良く似ていても、代替品ではありません。
免疫システムに働きかけるため
正しい使用方法を守らないと、免疫システムを
正常に戻すことが難しくなってしまいます。

ステロイド剤の量と副作用を軽減することができるため
ステロイド剤から、タクロリスム軟膏の順で使用されます。

花粉に効く?減感作療法とは?

食物アレルギーでは、ショックを起こしやすいので
この治療方法一般的ではないのですが、
花粉やカビ、ダニアレルギーの場合に、
最近話題になっている「減感作療法」という治療方法があります。

ズバリ「アレルゲンを体に慣れさせる」方法。
これを「減感作療法」と言います。

アレルゲンとなっている物質のエキスを、
少しづつ少しづつ量を増やしながら、皮膚に注射します。
週に1〜2回程度、長期間に渡って治療を続けます。

このことによって、体がアレルゲンに過敏に反応しなくなり、
アレルギー症状が大きく改善されるのです。
これは「治す」に近いといっても過言ではないでしょう。

夢のような治療なのですが、デメリットもあります。

・治療が長期間にわたる
・注射の回数が多くストレスになる
・注射のたびにアレルギー反応が出る可能性がある
・特定のアレルゲンにしか効果がない
・治療できる病院が限られている

などなど、治療に踏み切るにはハードルが多々ですよね。(^^;;

しかし、あまりにも症状がヒドイと、頼りにしたくもなるもの。
主治医や、お近くの病院で、減感作療法に実績のある病院へ
相談してみてくださいね。

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