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2008年02月 アーカイブ

2008年02月17日

肌の湿疹=アトピー?

アトピーという言葉はご存知ですか?

特に小さなお子さんを持つご家庭や、
これからおとうさん、おかあさんになる方々は、
ピンとくる言葉ですよね。

お腹の中の子供がアトピーにならないように、
どうしたらいいのかしら?
赤ちゃんにちょっとでも湿疹が出ると、アトピーかしら?

悩みは尽きませんよね。(^^)

確かに、アトピー性皮膚炎の症状には、
皮膚の異常、湿疹や炎症が出るものなのですが、
「何らかのアレルギー反応と関連があるかどうか」が
アトピーであるかどうかのポイントになります。

アレルギー反応は、あからさまに出ることもあれば
検査でデータ見なければわからないほどの
小さな反応もあります。
すぐに「湿疹=アトピー」と決め付けるのは、
正しいことではないのです。

アトピーとアレルギーの大きな勘違い

アトピーについては、「ひどい皮膚炎」「怖い」という
イメージや知識をお持ちではないでしょうか。

どうも、アトピーという言葉だけが、
先走ってしまっているようです。

まず、アトピーは、病名なんかじゃありません。

アトピーと言うのは、
正しくは、アレルギーを起こしやすい体質のこと。
アトピーとは「体質のこと」を言っているのです。

そして、アレルギーは「症状のこと」です。
皮膚に症状がでる他にも、咳や下痢など症状は様々です。

ですから、アトピー、アトピーと
体質を病名にしてしまうのは、おかしいですよね。
同じくアレルギーと一口に言っても、
これもそれだけでは病名にはならないのです。

アトピー性皮膚炎とは、
正確には「アトピー体質に起因する皮膚炎」という意味です。

この辺りから正しく理解することが大切です。
アトピー体質だからどうするのがよいか
そこをキチンと押さえて、ケアに入りましょうね。

アトピーは一生治らない病気?

アトピーと診断されると、何よりショックなのは親ですよね。
私も、悩んだ経験があるから、少しはわかるつもりです。

実はうちの一番下の子は、生まれた時から肌がとても弱くて、
顔は晴れ上がって真っ赤、頬にはヒビが入っていました。
病院では、弱いアトピーがあると診断されて、
とっても辛そうな症状に、赤ちゃんを見るたび
なんでこの子だけ?なんでこんな風に産んだのかしら…と
自分を責めたものでした。

アトピーはあくまで「体質」です。
ですから「治る」ワケではありませんが、
上手に付き合っていくことで、
限りなく治るに近いところまで辿り着くことは可能です。

うちの子も、皮膚科やアレルギー科にもかかりました。
0歳の頃にも洗濯物についた柔軟剤が原因と思われる
全身が赤く腫れるなどの症状が出ましたが…、

今はすっかり…、すっかりでは無いけれども、
今4歳になりましたが、よくなってきています。
病院の保湿剤で十分ケアできるレベルまで落ちついて、
柔軟剤も、もう大丈夫。

まずは、その子の体質を受け入れるとこから始まりです。
悪化しないよう、症状が出ないように様子を見ながら、
神経質にならずに、子供の成長を見守っていきましょう。
大きくなるにつれ、免疫力も強くなりますし、
親もどっしり構えられるようになりますよ。

アレルギーも個性のひとつ

アレルギー反応は、親が持っていると
子供にも、遺伝で受け継がれることが多いものです。

自分がアレルギーを持っているから、
パートナーがアレルギーを持っているから、
必ず、アレルギーを持った子が生まれるとは限りませんが
その可能性はとても高いです。

自分がアレルギーを持っていると、
子供も同じアレルギー持ってしまうかもしれない、
親としては、こんなにも心が痛いことはありません。

でも、自分達の子は自分たちの子、何にも替えがたい存在です。
アレルギーも親からひとつ受け継いだ
その子を作る個性のひとつなのです。

もし、アレルギーを持っているなら、
アレルギーも個性のひとつであると受け入れて、
上手に付き合っていきましょう。

最初から、上手になんて出来なくていいんです。(^^)
手探りをしながら、協力しながら、
少しづつ、良い付き合い方が見つかりますよ。

アレルギーの「三大疾患」とは

子供とアレルギーと聞いて、アトピー性皮膚炎を
思い浮かべる方がイチバン多いのではないでしょうか?
このほかに、アレルギー反応というと、じんましん?

あまりアレルギーを意識しないで生活していると、
知っているのはこの程度でおかしくは無いでしょう。

アレルギーには「三大疾患」というものがあります。

・アトピー性皮膚炎
・気管支ぜんそく
・アレルギー性鼻炎(花粉症も含む)

言われてみれば「そうだなぁ」と思うものばかり。
近頃有名な、花粉症も、そう、立派にアレルギー反応ですよね。
気管支ぜんそくも…そうなんです、
アレルギー反応が原因となっている病気なのです。

アトピー性皮膚炎じゃないから、アレルギーはない。
いえいえ、そんなことはないのですよ。
アレルギーには、色々な症状があるんですよ。

まだある!アレルギー症状

アレルギー反応によって起こる病気は、
実は三大疾患だけではなく、他にもたくさんあります。

何か、心当たりありませんか?

・アレルギー性結膜炎
・アレルギー性胃腸炎
・じんましん
・接触性皮膚炎

アレルギー反応とじんましんは、有名ですよね。

う〜ん、そうですよね、胃腸炎なんて、意外ではないですか?
症状に下痢が出るのですが、一見、アレルギーとは関係なさそうです。
でも、しっかり関係があるのです。

例えば、お腹を壊しているなどの、ちょっとした異常から、
アレルギーを疑えるかどうかということは、
子供の体に直接かかってくる、とっても重要なことです。

ちょっとしたサインを見逃さないように、
アレルギー反応で異常が出る部位も、
頭の片隅にでも覚えておくと役立ちますよ。(^^)

原因物質が名前になるアレルギー

アレルギー三大疾患やアレルギー反応が原因となる病気の他に、
アレルギーという言葉が、そのまま症状・病名になっているタイプの
アレルギー症状もあります。

…なに言ってるんだ?!って感じですよね。
私も説明してて、ゴチャゴチャしてきます…。(^^;;

でも、どんなものか見てもらえば、解っていただけるかな…。(^^)

・食物アレルギー
・薬物アレルギー
・昆虫アレルギー
・ハウスダストアレルギー

他にも、もっといっぱい出てきます。

会話で「食物アレルギーがあってね」と言われると、
そのままなので、アレルギーがあるんだなと、
イチバン解り易いです。

これらのアレルギー症状の特徴として、
どこにアレルギー症状がでるか解らないということが上げられます。
だから、部位を名前にすることができないのです。

例えば、食物アレルギーの症状が出るのは、
下痢だったり、鼻だったり、口だったり、皮膚だったり…。
人それぞれで、様々ということなのです。

このほかに、アナフィラキシーショックがあります。
特殊なタイプなのですが、全身の急激なショック症状で
大変キケンな状態を起すアレルギー症状です。
(俗称で「アナフィラ」と呼ばれるようですよ。)

このアナフィラキシーショックについては、
後ほど詳しく解説いたしますね。

乳幼児に多い食物アレルギー

小さな子供が引き起こしやすいアレルギーで、
やはり多いものは、そうです、おなじみと言うか、アレです。

わかりますよね。「食物アレルギー」です。

食物アレルギーは、体内に取り入れた食べ物によって、
何らかのアレルギー反応を起してしまう病気で
その症状の出方は、様々です。

症状も様々なためになかなか気が付きにくいのですが、
体の異常を調べていくうちに、
食物アレルギーに辿り着くケースも多々あります。

乳幼児は、色々なものをはじめて体内に入れる機会が多く、
栄養を考えて、何気なしに与えたものが、
アレルギーを引き起こすの原因となることがあります。
最もキケンが高い時期であると言えるでしょう。

乳幼児に食物アレルギーが多い理由

なぜ子供、特に小さな乳幼児に
食物アレルギーの症状が出やすいのでしょうか。

これは、食物を分解する腸管や消化機能が
まだ未熟であるために、体が吸収できるよいカタチに
上手に分解できないことがあるからです。

なんと、これだけで、カラダは「異物が来た!」と
判断してしまうのです。

ただ、吸収できないカタチなだけ…。(>_<)
本当は体にとって悪いものでないはずなのに、
異物であると判断した体は、攻撃を加えてしまいます。

この攻撃を加える時に、体内では色々な化学物質が作られます。
これが、かゆみや炎症と言うカタチで現れ、
いわゆるアレルギー症状が起こるしくみです。

とってもカンタンに説明しましたが、風邪の時でも同じですよね。
熱や咳、鼻汁を出して、細菌やウィルスを追い出そうとします。
アレルギー反応もこれと同じイメージで捉えてください。

食物アレルギーの症状とは

食物アレルギーは、食物という原因物質が名前になっている…
ということは、その症状は人ぞれぞれ、
体の色々な部位に出てくると言うことになりますよね。

特によく症状が出来る部分は、5つあります。

・消化器系(吐き気・腹痛・下痢)
・皮膚系(じんましん・しっしん・かゆみ・血管浮腫)
・呼吸器系(咳・呼吸音・ぜんそく)
・泌尿器系(頻尿・膀胱炎)
・神経系(頭痛・けいれん・いらつき・不機嫌・ショック)

全身やん…!(-_-;;

って、ツッコミ入れたくなりますよね…。
どれも、辛い症状ばかりです。

逆に「こんな症状もアレルギー反応が関係してるの?」
と、いうものもありますよね。

そうなんですよ、だから、難しい病気なのです。
症状が出るまでの時間にも差があるので、
食べ物が原因かも?というところまでなかなか辿り着けず、
気付くことさえ困難なこともあります。

症状が出るタイミング

食物アレルギーの症状は様々であり、気付くことも難しいのですが、
さらに困難にさせている原因があります。

それは、症状が出るタイミングもまちまちであるということです。

「そんなの、食べた後でしょ?違うの?」

いえいえ、そうなんですけれども、
食べ物を何らかの形で体内に取りこんだ後、
決まった時間に発症しないのです。

症状の出るタイミングには2つのタイプがあります。

ひとつは、アレルギーの原因となるものを食べてから、
数分〜8時間以内に症状が出る「即時型」、
もうひとつは、1〜2日かけて出る「遅延型」です。

即時型の中には、30分以内に激しい症状が出たり、
ショック状態を引き起こすようなタイプがあり、
「アナフィキラシーショック」と呼ばれ、大変キケンな症状です。

このように、食物アレルギーの症状と出るタイミングは
様々でなかなか気付くことも難しいのが現状です。

吸入性の食物アレルギー

食物アレルギーって、要は、
アレルギーの原因となるものを食べなければいいんでしょ?

そうです、そのとおり。
アレルゲンを摂らなければ大丈夫。

なのですが…(^^)

例えば、パン屋さんで働いているお母さんが、
パンを作ったままの服で、家に帰ってきているとします。
小麦粉は細かくて白いですから、
服についていてもあまり目立ちませんよね。

そして、その服を着たまま、子供と接触していたら?

もし、子供に小麦粉の食物アレルギーがあれば、
間違いなく反応を起します。
なぜなら、お母さんの服についている小麦粉が空気を介し、
呼吸によって、体内に取り入れるからです。

このような場合には、アレルゲン物質がついている服を、
家庭内に持ち込まないように着替えましょう。
そして、シャワーを浴びるなどして、
原因となるものを取り除く必要があります。

接触性の食物アレルギー

食物アレルギーは、口や鼻から入るものが
全てではありません。
接触性と言う、とても敏感なタイプのものもあります。

色々あるなぁ…って、そうなんですよね。(^^;;

接触性の食物アレルギーは、文字のとおり、
触っただけでアレルギー反応が出るものです。

例えば、乳製品の食物アレルギーのある赤ちゃんが、
チーズを触っただけでアレルギー症状が出たり、
お母さんが牛乳を触った手で赤ちゃんに触れたりすると
その部位に何らかの症状が出ます。

よくあるんだけど、ちょっと汚いハナシで恐縮ですが、
グラタンを食べた後にお父さんがクシャミをしました。
このクシャミのときのツバが、
離れた席のお姉ちゃんの手に付着しました。
そして、そのお姉ちゃんが牛乳アレルギーのある赤ちゃんを
ツバが飛んだ手で触ったら…?

これでも、接触性のアレルギー反応が起こります。

家族も十分に気をつけないといけないと言うことですよね。

直接だけでなく、間接的にアレルギー物質に触れることも
接触性の食物アレルギーに対しては、ご法度なんですよ。

アナフィラキシーショックに備える

食物によるアレルギー反応で、引き起こされるカラダの異常には
様々な症状があるのですが、一番怖い症状といえば、
アナフィラキシーショックといわれる、ショック症状です。

この症状はめったに起こるものではありませんが、
起こらない可能性が無いとはいえません。
万一の時に、すぐに対応できるように、
心の準備と正しい知識を身につけておきましょう。

はじめに、アナフィラキシーショックとは、
急性の激しいアレルギー反応のことです。
まれに、運動後に症状が出るタイプもあります。
じんましん、顔面蒼白、血圧低下、呼吸困難、嘔吐などの
激しい症状に襲われます。
ショック症状に陥って、命を落とすこともあります。

解りやすく言うならば、
スズメバチに刺されショック死するという
いたたまれない事故をニュースで見たことはないでしょうか。
これこそ、蜂毒に対するアナフィラキシーショックです。

対処法としては、とにかくスグに救急車を呼ぶこと。
日常生活では、アレルゲンと接触しないようにすることです。
保育園など人に預ける時は、アレルゲンのメモ書きと、
緊急連絡先や主治医は必ず告げるようにしておきましょう。

反応を繰り返すアレルギーマーチ

アレルギーマーチとは、なんともまぁ…。(^^;;
困った名前ですよね。

アレルギーマーチとは、その名のとおり「アレルギーのマーチ」。
アレルギーの行進ですね…。

これは、アレルギー反応のある人が、
次から次へとアレルギー疾患を患うことを言います。

子供の頃にはアトピー性皮膚炎を患い、

幼児期には、気管支喘息を患い、
さらに、アレルギー性の結膜炎、鼻炎、

オトナになって花粉症…。(=_=;;;

アレルギー体質を持つ人は、成長していくにつれて、
アレルギーの原因物質が変化していきます。
このため、ひとつの症状がよくなってきても、
また別のアレルギー症状が出てきたりするのです。

アレルギーマーチは厄介ではありますが、
アレルギーを起こしやすい体質であることに早く気付いて、
アレルゲンを見極め、対処する方法が一番有効です。
できるだけ新しいアレルゲンを作らないように、
生活環境と、アレルギーに打ち勝つ
強い体作りを心がけましょう。

口腔アレルギー症候群

口腔アレルギー症候群とは、
アレルゲンとなる食べ物を食べた後、
即時性のアレルギーが口腔に出る症状です。

口の中、のど、鼻、目、くちびる…

え?!コレ…!!!うちの子、心当たりある…?!

いえ、あの、この前ね、回転すしに行ったとき、
赤ちゃんの時に弱いアトピーがあると診断されたうちの子が
「メロン」を食べたんですよ。

そしたらね、食べ終わったら…見事なタラコ唇に!!!

メロンを見るたびの笑い話なんでですけど…
もしかして、アレルギー症状だったのかも?!
ただ、その後はメロンでなんとも無いのですが、
何かを触った手が原因だったりするのかな…?(-_-;)

ともかく、口腔アレルギー症候群は
経験ある方が多いのではないでしょうか?
私の身近にもいますよ。
きゅうりを食べると、のどがかゆくなる、とかね。
こういった症状は、口腔アレルギー症候群の典型的な例です。

症状はスグに消えますが、
時にはぜん息や鼻炎などを引き起こしたり、
花粉症などと合併することもあるので、注意が必要です。

知ることは治癒への近道

アレルギーと向き合うためには、
まず、アレルギーを良く知らなくてはいけませんよね。

攻略するためには、相手をよく研究して知ること。
これは、アレルギーを克服するためでなく、
生活をしていく上で、色々なことにも言える教訓です。

相手のことが解れば、悪いもの!とばかり嫌わずに、
どうしたらいいのかがよく解ります。
対処方法がわかれば、上手にお付き合いしていく方法だって、
おのずと導き出されるのです。

なにも難しいことは、ありません。(^^)

体の中でどんなことが起こっているのか?
薬はどうやって作用するのか?
何のための治療なのか?

では、アレルギーにちょっと関心を持って、
???を少しづつ解決していきましょうね。

免疫とはカラダを守るしくみ

よく「免疫ができた」「免疫をつける」「免疫がないから…」
なんて使い方をするのですが、さて「免疫」って何でしょうか?

アレルギーととっても深くかかわりのある、
カラダが持っている機能です。

そう、免疫とは、カラダを細菌やウィルスから守り
撃退する見事な機能です。

例えば、インフルエンザにかかってしまった時、熱が出ます。
鼻水やのどの痛み、頭痛など、カラダに異常が起こります。
これは、まさしく免疫機能が働いている証拠。
白血球やリンパ球などの細胞がウィルスをやっつけようと、
必死で戦っているために起こる症状です。

そして、もう一度同じウィルスが侵入しようとした時には
すでに、どう対処したらいいのか覚えていて、
前回ほど症状が重くならないという学習機能も持っています。

本当に素晴らしいですよね。(^^)

私たちのカラダを影で支えるしくみ、それが免疫なのです。

免疫活動を支える白血球

主に免疫活動は、血液中の白血球によって行われます。

白血球はカラダを守る警察官!
SP(セキュリティポリス=警護官)と言ってもいいほど!(~~ゝ

ちょっとカッコ良すぎですかね、SPと言うとね。(*^^*)
その白血球の中でも、主にリンパ球と呼ばれる細胞が
免疫機能を主に支えています。
リンパ球の中にも色々な細胞の種類があります。

・T細胞
・B細胞
・ナチュラルキラー細胞
・キラーT細胞

それぞれが、それぞれの役割を持っていて、
リンパ管やリンパ節、血管の中を動いています。
日ごろ体内をパトロールしているとイメージすれば解りやすいでしょう?(^^)


主に免疫機能を支えるのは、リンパ球と呼ばれる4つの細胞ですが、
白血球にはマクロファージ、好中球、好酸球なども存在します。
これらは血液中のみを移動することができ、
それぞれの免疫活動をしています。

アレルギー反応と免疫の関係

免疫システムを理解したら、
免疫とアレルギー反応の関係を考えて見ましょう。

本来なら、食べ物やさほどカラダに害の無いもの
(例えば、花粉やハウスダスト、カビなど)には、
免疫システムは働かないものです。

しかし、何らかの原因で、免疫システムのバランスが崩れ、
本来のカタチではない状態になってしまうことがあります。

異物ではないのに、異物と判断して、攻撃をする…。

この攻撃をする時に使った物質は、
攻撃しなくていいものを攻撃してしまっているので、
本来、不必要なモノ。
それでも、やっつけることが出来ないからと
さらに物質をいっぱい作って攻撃ばかりするものだから、
余った物質はカラダの色々な部分に作用します。

そして、それは、炎症や下痢、吐き気など
様々な症状となって現れる…。

これが「アレルギー反応」の正体なのです。

食べ物が異物と判断されない理由

カラダに入るものは、ウィルスや細菌ばかりではありません。
ほら、自然に、毎日何かを口から入れているでしょう?(^^)

そうです、食べ物。
食べ物はなぜ異物と判断しないんでしょう?

そんなこと考えたことないですよね〜!
当たり前に食べてるんですもの!
なぜって、何か理由があるのか聞きたいぐらいですよね。

美味しいから?!なんて理由じゃないですよ〜!(=^_^=)

これにも、難しい名前のキチンとしたしくみがあるんです。
名前は「免疫学的慣用」、口から摂る食べ物に関しては
「経口免疫寛容」と呼ばれることもあります。

これのおかげで、異物ながら食べ物に関しては免疫が働かない、
つまり、消化器や腸管から栄養を吸収できるカタチに
体内で分解できる邪魔をにないようにしてくれているのです。

スゴイでしょ?!
あるけど、使いこなしていないケータイの機能みたいですよね!笑

免疫活動は抗体と抗原の戦い

免疫システムとアレルギー反応の大まかなしくみ、
関係がわかったところで、
実際にアレルギーの原因が体の中に入ると
どのようにして免疫活動が行われていくのか、
もっと詳しく掘り下げてみましょう。

カラダを守る免疫システムには色々なパターンがあるのですが、
アレルギー反応と最もかかわりが深い
免疫システムが「抗原抗体反応」です。

さて、ここで、覚えておきたい用語は「抗体」と「抗原」です。
抗原は、侵入した異物。抗体は、やっつけるための武器。
抗体が抗原を捕まえて、無力化させるのです。

生物っぽいのはは苦手…?(^^;;; ついて来れない?!

そうですよねぇ…。
○○細胞は私もニガテなんですけども、
悪役に対してヒーローが敵をやっつける姿をイメージして
○○と○○の戦い、戦国時代や好きなアニメ、
時代劇やドラマでも構いません。

「コータイがコーゲンをやっつけた!」※RPGっぽく…(^^;;

身近に感じながら理解していただけるよう、私も頑張ります!

最初に立ち向かうマクロファージ

では、具体的に「抗原抗体反応」が働く流れを見てみましょう。

まず抗原(悪者)が体内に侵入すると、
最初に立ちはだかるのは、
体内の白血球警察署の大食漢「マクロファージ」という細胞です。

体内をパトロールしていて、抗体のほかに
老廃物もどんどん食べてキレイにしてくれています。

ここでマクロファージに捕まってしまえば、
体が異常を起す事もなく、健康が維持されるのですが、
マクロファージの手に負えない敵が侵入してくることがあります。

すると、マクロファージは、直ちに通報!

手に負えない抗原の風貌(正確には、タンパク質の分子構想)を
体内の免疫システムであるリンパ球(特殊部隊)の
司令塔であるT細胞に伝えて、応援と出動を要請します。

マクロファージから、
免疫システム内のT細胞に緊急連絡が入ったタイミング
ここからが「抗原抗体反応」の始まりです

的確な指示を出すTh細胞

マクロファージが侵入した異物に対しての
助けを求める細胞が、T細胞です。
T細胞は心臓の少し上、胸腺という場所が本拠地で、
そこから指令を出します。

T細胞チームには、ヘルパーT細胞、サイプレッサーT細胞、
キラー細胞などが存在するのですが、
ここで呼ばれるのは、ヘルパー細胞(Th細胞)です。

ヘルプだけにヘルパー細胞ってね…。(*^^*)

そのヘルパー細胞には、図面書きと応援団がいます。
マクロファージからの抗原の情報を使って
抗体(武器)の設計図をスラスラ描くTh2細胞と、
「マクロファージよ!なんとか頑張れ!」と
応援団に回るTh1細胞があります。
同時に、Th2細胞がやりすぎないように見張る役目もします。

図面書きのTh2細胞は、図面が出来たら
今度は技術者のB細胞に
「この通りに抗体を作りなさい」と指令を出すのです。

武器を作って攻撃するB細胞

Th2細胞から、図面を受け取ったB細胞は、
図面の通りに抗体(武器)を作ります。
そして、出来上がった武器を血液に流し、抗原を攻撃します。
抗原にピッタリと合わせられるように作った抗体なので、
効果はバツグン。抗原は一気にチカラを失うのです。

これが抗原抗体反応という免疫システムのしくみです。

B細胞のすごいとこは、これだけではありません。
一度作った抗体(武器)を、
もう一度、いえ、何度でも、すぐに、たくさん作ることができる!!

それはどういうことか、と言うと、同じ抗原が侵入してきても、
すぐに武器を作って攻撃することができるという
素晴らしい職人技を持っているのです。

一度かかったら、もうかからない病気ってありますよね。
おたふく風邪や、はしかがお馴染みです。
もっと身近なものだと、同じような風邪は引かないとか。
これは全て、B細胞のおかげなんですよ。

その他の免疫細胞の役割

アレルギー反応に大きく関わりがある抗体抗原反応には、
主に4つの細胞が出てきました。

マクロファージ、Th1細胞、Th2細胞、B細胞ですね。
そうそう、大食漢、応援団、図面書き、技術者…。(^^)

このほかにもいろんな機能の免疫細胞はたくさんあるのですが、
この細胞の親に当たるのはひとつの細胞です。
そう、みんな兄弟姉妹なんですよ。(^^)

マクロファージ、Th1細胞、Th2細胞、B細胞のほかに、
食物アレルギーと関わりがあるのは、
サイプレッサーT細胞と好酸球があります。

サイプレッサーT細胞は抗原に対しての攻撃しずぎをいさめたり、
試合終了を判断する細胞で、監督みたいなものですよね。
経口免疫寛容にも関わりがあるようです。
好酸球はマクロファージと同じく大食漢なのですが
寄生虫好みの細胞で、捕まえては退治してくれています。
この細胞は、ちょっとマニアックといいますかね…。(^^;;

他、名前が出てきた細胞の役割を紹介しておくと、
キラーT細胞は、ガン細胞をやっつける強力な細胞、
ナチュラルキラー細胞は、指令が無くても攻撃ができる特性を持ち、
好中球は、大食漢で、細菌やカビを食べる役目をしています。

同じところから生まれた細胞でも、個性豊かです。(^^)
そして、どれも欠かすことの出来ない大切な役割を持っていて、
毎日毎日休むことなく、働いているのですね。

普段意識をすることのない細胞たちに、
「ありがとう」って、言いたくなりますよね〜!(^^)

抗原抗体反応と予防接種

抗体抗原反応というカラダに備えられた免疫システムを理解すると、
予防接種のしくみが、より納得できるようになります。

予防接種で注射器に入っているものは、
ズバリ!!その病原体そのもの。

ただし、毒性は随分弱くしてありますから、
怖くないのですよ。(^^)

目的は、カラダにその病原体を故意に入れることによって、
マクロファージからT細胞、B細胞へ情報を伝え、
武器をあらかじめ作らせておくのです。

一度作った武器は、スグに作れるB細胞。
今度、本物の病原体が侵入してきてもスグに攻撃が出来ます。

予防接種をすることで、その病気にかかっても軽く済むのですが、
それは、カラダの中の免疫システムのおかげ、
日々せっせと警備を怠らず、パトロールにいそしむ
彼らが支えてくれているからなのです。

勘違いでアレルゲンが作られる

正しく免疫システムが働いてくれていれば、
体はとても調子がよく、ちょっとした病気にも
対応できる素晴らしいシステムを備えていることが解りました。

しかし、それでも、アレルギー反応は
実際に起こってしまいますよね。(-_-;;

それはなぜかと言うと、免疫システムの情報伝達が完璧すぎて、
例えば、免疫システムの歯車がひとつ狂ってしまうと、
全てが崩れてしまうという、大きな欠点があるからです。

具体的に言うと、そう、最初に抗原に立ち向かうマクロファージ。
このマクロファージからの情報に、
万一間違いや勘違いがあったとしたら…?!
その後の細胞たちの動きが全て狂ってしまいますよね。

これが、アレルギー反応の一番の原因です。

消化器が未熟で分解が上手くいかなかった食品や、
花粉、ダニ、ハウスダスト、これらは異物ではありますが、
細菌やウィルスほど悪さはしません。
マクロファージが素直に食べてくれれば問題ないのですが、
細菌やウィルスとよく似た風貌(たんぱく質の分子構造)であった場合、
異物と判断して、Th2細胞に助けを求めてしまうことがあります。

しっかりしてよ…、マクロファージ…!(-"-;)

ここで間違って異物と判断されて、
アレルギー反応の原因となる物質になってしまったものを
「アレルゲン」といいます。

Th細胞のバランスが崩れる

アレルゲンが侵入したとマクロファージから要請があると、
アレルゲンに対する抗体を作るために、
Th2細胞は張り切ります。

Th2細胞は武器となる抗体の設計図をいそいそ作っては、
B細胞に抗体の準備と攻撃指令を出します。

マクロファージの間違った情報を元に…です。(TωT)

このとき、Th1細胞がTh2細胞の張り切りすぎを
抑える役目をしているのですが、
Th1細胞は、Th2細胞の尻にひかれ気味なところがあって、
押さえきれなくなることがあります。

特にアレルギー体質の方は、
このTh1細胞が優しすぎる傾向があるようで、
結果、Th2細胞が好き放題にすることにより、
過剰に抗体を作ってしまうのです。

Th1:「Th2…も、もう作らなくてい、い…うっ」
Th2:「IgEをいっぱい作れ!!ふははははは…!!!」

そして、B細胞は、IgEという種類の抗体を
ひたすら作りつづけるのです。

B細胞は作りすぎた抗体を持て余す

ここまで、マクロファージの勘違いと、
Th1細胞が止められなかったTh2細胞の暴走によって、
B細胞はたくさんの武器を作ることが出来ました。

B細胞は、アレルゲンを一気にやっつけよう!と、
一気に攻撃にかかります!

しかし、元々無害なアレルゲンであるため、全く利きません。
どれだけ攻撃しても、アレルゲンが無力化することがないのです。

あたり前ですよね、もともとは勘違い…。

こうなってしまったら、B細胞は過剰に作りすぎた武器を
IgE抗体は、使うこともなく、体内でただ、持て余してしまう結果となるのです。

余った抗体がマスト細胞に定着

さて、大量に作られたIgE細胞は、血液中を浮遊しながら、
どこかいい格納庫を探して、フラフラとしています。

そして「お!ピッタリな場所があるぞ!」と見つけたのは、
皮膚や鼻、気道の粘膜など、カラダの表面に近い場所に生息する
マスト細胞と言う細胞です。

マスト細胞は化学物質が
雪だるまみたいにたくさん固まった細胞です。

またの名を、肥・満・細・胞…。

うっ…、耳が痛い…(=_=;;)

なぜちょうどいいかと言うと、このマスト細胞は親切なことに
ちょうどIgE細胞が、ピッタリハマるカタチの穴が開いています。
そこに、上手に収まって、落ち着くのです。

これを「感作(かんさ)」といいます。

めでたしめでたし!と思った方!そうは行かないですよ。

コレがアレルギーが起こる一歩前、
あとは…スイッチをポチッと入れれば、アレルギー反応が起こる、
一触即発状態なのです。

アレルゲンの侵入でマスト細胞が大暴れ

ここまできたら、アレルギー反応が起こる準備が整いました。
後は、アレルゲンが体内に入ってきたタイミングで、
アレルギー反応が起こります。

再び、アレルゲンが体内に入ると、
IgEと感作したマスト細胞にくっつきます。
カラダの表面に近いところにいるのですから、
どうしても引っかかりますよね。

するとアレルゲンは、マスト細胞の表面にくっついている
IgE抗体同士を、わざわざ繋げて回るのです。

これを「架橋(かきょう)」といい、
これによってマスト細胞は刺激され、暴れ始めます。

マスト細胞が暴れ出したら、もう止まりません。(>_<)

マスト細胞の中にある化学物質が放出され、
さらには別の化学物質を作り出し、
これもマスト細胞からどんどん放出されます。
さらには、お祭り好きの好酸球が、
大暴れしているマスト細胞に便乗し、化学物質を出します。

これらの細胞が出す化学物質こそ、
アレルギー症状の原因なのです。

化学物質でアレルギー反応発症

マスト細胞が暴れた結果、たくさんの化学物質が作られ、
体がアレルギー反応を起します。

もっと具体的に見てみると、
マスト細胞の中にあるヒスタミンやセロトニン、
ロイコトリエンなどの化学物質を放出するのですが、
これらの化学物質は体に害を与えるものばかり。

そう、マスト細胞が存在している場所といえば、
皮膚や気道の中、鼻の中などの粘膜ですよね。
そこで攻撃活動をするために、結果、炎症を起します。

ですから、アレルギー反応が起こると、
鼻水が止まらなかったり、咳が出たり、皮膚炎などの症状が
引き起こされるということになります。

アレルギーが起こる一連のしくみ、
お分かりいただけましたでしょうか?(^^)

アレルギー反応が慢性化する原因

アレルギー反応はマスト細胞が大暴れするタイプが
全てではありません。
マスト細胞が大暴れしている傍らで、
便乗していた白血球を覚えているでしょうか?

そうですね、好酸球です。
本来は、感染細菌やガンなどの異物細胞を食べています。

しかし、Th2細胞の過剰な働きかけや、
マスト細胞の大暴れによって出された信号が、
好酸球に対して、強い刺激物を出すように指示が出ます。

出さなくていいのに出してしまうんです…。
悪循環が止まらない。(>_<)

この結果、より強いアレルギー反応を起すことになり、
炎症はひどくなる一方です。
さらには、慢性化を招く悪循環に陥ってしまうのです。

アレルギーの4つのタイプ

アレルギー反応が起こるしくみは、
免疫システムを支える色々な細胞の勘違いや誤作動が
いくつも重なって起こる症状でしたよね。

ここまではバッチリですよね。(^^)

乳幼児に特に多いタイプのものは、
IgE抗体が原因で起こる即時性の?T型と呼ばれるものですが、
他にも、他の抗体が原因になっているアレルギーがあり、
それぞれ、?U型、?V型、?W型とタイプ分けされています。

それぞれの特徴を紹介しておきますね。

<?T型(即時型)・原因となる抗体:IgE>
アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息など。
アナフィラキシー反応とも呼ばれる。

<?U型(即時型)・原因となる抗体:IgM、IgG>
自己免疫性溶血性貧血、紫斑病など。

<?V型(即時型)・原因となる抗体:IgG>
全身性エリテマトーデス、血清病など。

<?W型(遅延型)・原因:マクロファージ、T細胞>
接触性皮膚炎、結核、症状が出るのが遅い食物アレルギーなど。

抗体の特徴をおさえよう

アトピー性皮膚炎などを引き起こしている抗体は
IgE抗体でしたよね。

この他にも、IgG、IgMなど、
今まで色々な抗体の名前が出てきましたね。

抗体には特徴があり、それによって
大きく5つ種類にわけることができます。

これらの抗体は、アレルギー検査をする時に、
血液検査で測定して、数値として見ることができます。
それぞれがどのような役目を持っているのか知っておくと、
血液検査の結果を、ある程度自分で分析し、
見ることができるようになりますよ。

IgE:
 寄生虫駆除を担当する抗体、強い力を持っています。
 アレルギーを引き起こす原因となります。
IgM:
 抗原の侵入に対して、一番最初に作られる抗体。
 新生児に特に多く見られます。
IgG:
 2番目に作られる抗体です。
 胎盤を通り抜けることができることから、
 赤ちゃんが母体から受け継ぐ免疫はコレです。
IgA:
 他の抗体があまりいない場所に存在しています。
 穏やかに抗原を退治します。
IgD:
 どのような働きをするかは未解明です。

アレルギー反応を起こしやすい人とは

アレルギー反応が起こるしくみから見てみると
アレルギー反応を起こしやすい人とは、
つまり、Th2細胞の力が、Th1細胞の力よりも強く、
さらにIgE抗体をたくさん作る傾向にある
ということが解りましたよね。

アレルギー反応を起こしやすい体質かどうかということdは、
遺伝も強く関係していて、受け継いでしまうこともあります。

また、アレルギーを持っていても、
アレルゲンに接触する機会が無ければ、発症することがありません。
持っていても気が付かないケースもあるんです。

「でも、どうしてこの子にだけアレルギーが出たのだろう?」

しかし、私はアレルギーと無縁で、家族も無縁。
なのに、3番目に生まれた子だけがひどい湿疹が出て、
アトピー性皮膚炎と診断されて、悩みました。

…でも、全員が同じと言うわけには、いかないですものね。
みんな持っているかも知れないけれど、
危険な時期に接触しなかっただけなのかも。
3人目って、結構、適当に、自由に育てちゃうから…。(^^;;

体質も個性と受け止めて、付き合っていくしかないですよね。

食物アレルギーが起こる3つの要因

食物アレルギーは、体にとって異物でないはずの
食べ物などが、間違って異物と認識されて、
免疫システムが誤動作することによって発症します。

この食物アレルギーが乳幼児期に多いのは、なぜでしょうか。

体の中では、食べ物のたんぱく質は
アミノ酸に分解されて腸管に吸収されて栄養となるのですが、
3歳ぐらいまでの子供の消化器官は十分に発達していないため、
上手に分解できないたんぱく質もあります。

分解できなかったたんぱく質は、そのまま腸管へいくのですが、
吸収できない形であるので、異物と判断されて
アレルゲンとして攻撃をしてしまいます。

4歳を過ぎたことから、食物アレルギーが少しづつ改善されるのは
腸管や消化器官の機能が、大人のような正確な動きが
できるようになるからでなのですね。

また、乳幼児期は色々なものをはじめて食べる、触れる機会が
最も多くい時期であるので、発症する確立も非常に高くなるのです。

身近なものに潜むアレルゲン

体に特に害はないのにアレルゲンとみなされるものは、
本当に身近にあるものばかりです。

スグに思いつくのは、小麦粉や、ソバなど。
大豆も一般的な食品ですよね。
他には、そうですね、花粉とか、ハウスダストとか。
空気中を舞うぐらいなら、体の害になるものではありません。

でも、もっともっといっぱいあるんですよ〜!
他のアレルゲンも見てみましょう。

<食物>
 卵、牛乳、大豆、小麦、米、そば、えび、かに、貝、魚、
 鶏肉、牛肉、豚肉、野菜、メロン、キウイ、こんにゃく...

<室内>
 ハウスダスト、ダニ、ペット、ゴキブリ、カビ...

<室外>
 花粉、カビ...

<食品添加物・薬品>
 保存料、着色料、ゼラチン、サルチル塩酸、
 グルタミン酸ナトリウム、アスピリン...

なぜアレルギー患者は増えるのか

アレルギー反応という症状は、昔からあるものなのですが、
アレルギーという言葉がこんなにも使われるようになったのは
ここ近年で、当たり前に使われるようになっています。

本格的に注目されるようになったのは、20世紀に入ってから、
ここ、20〜30年で患者数は激増し、
さらに、国民の3〜4割はなんらかのアレルギー持ちであるという
にわかに信じがたい調査結果もあります。

そういえば、花粉症の人いるいる…!
そんなひとは増える一方で、減らないですよね。

原因としては、生活環境や食生活の変化が挙げられるでしょう。

インスタントやレトルト食品、添加物が多い食品を好んで食べます。
母乳はミルクに、離乳食も急ぐようになりました。
家の構造や材質も昔ながらではありません。
環境破壊で空気も変わってきています。
身も心も、いつも疲れている人が増えています。

色々な要因によって、
アレルゲンが大量に発生してしまったであろうこと、
体の免疫が落ちたことなど、
きりがないほど、心当たりはたくさんありますよね。

花粉症はアレルギー症状のひとつ

ここ最近では、アレルギーといえば、
食物アレルギーよりも花粉症が身近になってきていませんか?

こんなに花粉症の人なんていなかったのに…(^^;;

ちょっと前までは「春」といえば「桜と花見」でしたが、
最近では、「スギと花粉」ですものね。

こんなことを言っている私も、笑い事でないのですけど。(^^;;

花粉症は、立派なアレルギー反応のひとつです。
正式には「季節性アレルギー性鼻炎」といいます。
アレルゲンとなる花粉が飛ぶ季節だけに発症するのが特徴です。

じゃぁ、季節性ってコトは、
逆に1年中(通年性)アレルギー性鼻炎もあるってこと?

ありますあります。このタイプは、
アレルゲンがダニやペットの毛、フケなど
一年を通じて身近にあるものが原因なのです。

花粉症がおこるメカニズム

アレルギー性鼻炎は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息と同じで、
アレルギーの形は?T型、即時性でIgE抗体が原因となっています。

花粉症が発症するメカニズムは、マクロファージの勘違いから。

マクロファージが花粉を異物と判断する。
 ↓
Th2細胞が間違った設計図を書く。(Th1細胞は阻止できず…)
 ↓
間違った設計図を元にB細胞が武器(IgE抗体)を大量に作る。
 ↓
攻撃しても効かないので武器が大量に余る。
 ↓
マスト細胞が武器をとりあえず回収する。
 ↓
侵入したアレルゲンが、武器を抱えたマスト細胞を刺激する。
 ↓
マスト細胞が暴れ出し、化学物質を放出する。
 ↓
化学物質により、炎症や咳などのアレルギー症状が出る。

カンタンに書いてしまうとこんなメカニズムになります。
体の中ではこんなことが起きていて、
鼻づまりに鼻水、クシャミに悩まさせる症状が出てしまうのです。

こんなカンタンにまとめちゃって良いのかな…?(^^;;

でも、解りやすいですよね。(^^)

これって花粉症?それとも風邪?

春先に風邪をひくことってよくありますよね。
季節の変わり目って、風邪を引きやすいですからね。
そして、花粉症の症状が出るのも春先です。

花粉症と風邪の症状は良く似ているので、
風邪だと思っていた、ということはよくあることです。

花粉症か風邪かを見極めるには、
風邪の症状が治るかかどうかがポイントです。

風邪なら1〜2週間で熱やクシャミ、咳は収まるはず。
鼻水も、風邪の時は風邪の進行に合わせて
鼻水の色や水っぽさが変わるのですが、
花粉症だと、常に水っぽい鼻がダラダラとめどなく出てきます…。
鼻づまりもとにかくヒドイ…!!

こんな症状がいつまでも続くようなら、花粉症の疑いアリ…!!

でも怪しいと思っていても、
花粉症だと認めたくなかったりね…。(*^^*)

私なんか、2年ぐらい「私は違う!」って意地張ってましたけど
春が来ると思うと、なんだか憂鬱になるし…(-_-;;
ついに認めざるをえない症状に耐えられなくなって、
耳鼻科に飛び込みました。やっぱり花粉症のようで…。(=_=;;

でも、認めてしまえば、
花粉がひどくなる前に対処療法ができるんですね。v(^^)
今ではシーズン前から、初期療法の薬を飲んでいますよ。

たくさん飛んだ日には悪化する

花粉症のキホン知識として、
アレルゲンとなる花粉が多い日は、花粉症の症状がひどくなります。

非常にわかりやすい、
当たり前といえば当たり前なんですけども。(^^;;

でも、花粉症を上手く付き合っていこうとすると、
このキホンは外せません。
花粉の多い日に無防備で外に出たらどうなるのか、
そんなことは解りきっているからです。

花粉症上級者になればばるほど、花粉の飛散量を参考にします。
春先の過ごし方も慎重になります。
外出はどうするか、防御するためにどうしたらいいか、
少しでも症状をひどくしないために試行錯誤し、考えることが、
花粉症の辛い季節を上手に過ごすコツと言えるでしょう。

花粉はスギとヒノキだけじゃない!

花粉症のアレルゲンとなる花粉は、
日本では、春先に花粉を飛ばすスギやヒノキがポピュラーですが、
他にもたくさん種類があります。

例えば、イネとか、イチョウとか、ケヤキや、ヨモギ…
どこにでもある木や草ばかりですよね〜。

もちろん植物ごとに花粉が飛ぶ季節は違います。

アメリカで花粉症といえば、ブタクサだそうで。
これは夏(8〜10月)に花粉を飛ばすものだそうです。

北海道や沖縄ではスギの花粉症は、ほとんどないとか。
これは、スギの木があまりないからと耳にしたことがあります。
逆に、北海道では白樺の花粉症があるらしいです。

このように、花粉症にも地域性とか、個人の体質によって
どの花粉がアレルゲンとなるか全く違うことがよく解ります。
日本の、それも本州に住んでいると、
花粉で注目されるのは春先ばかりなのですが、
1年を通じて、花粉アレルギーがあることも覚えておきたいですね。

症状を軽くするための治療とは

一度花粉症にかかってしまったら、
残念ながら、完全に治すことはなかなか難しいのです。

今後、画期的な治療薬が開発される可能性も無きにしも非ずですが、
それをただ待つより、今は上手に付き合って、
症状をできるだけ軽くする方向に考えを転換したほうが、
もっともっと楽に過ごせることでしょう。

花粉症は、症状を抑えることが可能です。
初期療法が効果的なのですが、
症状が強くなってからでも、対処することができます。

<初期療法>
 花粉飛散前から、症状を抑える薬(抗アレルギー薬)を服用する。
 発症する時期を遅れさせ、症状を軽くする。

<導入療法>
 症状が強くなった場合の治療で、症状を和らげる。
 頓服薬や目薬など強力な抗アレルギー薬を使用する。

<維持療法>
 薬で症状が抑えられた状態を保つ治療。
 花粉が収まっても飲み続けることが大切。

薬局でも色々な種類の薬が売っていますが、
どの時期のどの症状に何が効くのかは、素人には解りにくいもの。
一度、耳鼻科にかかって見てもらいましょう。
専門医の指示に従った上で、
薬を処方してもらうことをオススメします。

花粉から身を守るポイント

花粉は肉眼で見えるものではないのですが、
ものすごい量が宙に舞っています。
ちょっと油断していると花粉まみれになってしまいますよね。

だからって、花粉の時期にひきこもっていられるワケもない…!!
学校や仕事や家のこと、外に出なくてはいけません。

そうならないために、花粉から身を守るためのポイントチェック!
できるだけ花粉を寄せ付けないように
できることから実行して、快適に過ごしましょうね。

・花粉情報をチェックする。
・外出は極力控える。出かけるなら完全防備で。
・帰ったら、手洗いとうがいをする。
・ドアや窓はこまめに閉める。
・空気清浄機を使用する。(フィルターをマメに掃除)
・着ている服、洗濯、布団は外ではたく。外から花粉を入れない。
・花粉症の人の洗濯物は内干しで。
・毛糸素材は花粉をつけやすいので、ツルツル系がオススメ。
・掃除はマメに行う。

ポイントは「どれだけ花粉を寄せつけないか」ですよ。(^^)

シックハウス症候群って何だろう

シックハウスという言葉を耳にしたことはありますか?
これも、ここ最近になってよく聞かれるようになった言葉で、
アレルギーが深く関係しています。

シック(病気)+ハウス(家)・・・ 病気の家…。(=_=;;

そう、これは、新築した家や、リフォームした家に入ると、
目やのどに違和感を感じたり、頭が痛い、吐き気がする、
肌がちくちくするなど、体に何らかの異常を感じる…などなど。

こんな症状があれば、シックハウス症候群の疑いがあります。

最近では、家を建てるための資材は、
自然にあるものばかりではありませんよね。
室温を保つための素材や、強度の強い素材、
安価で作ることの出来る代替素材など、
便利ではあるものの、化学物質を多く含む素材が
使われることもあります。

色々な要因が重なって発症するので、
原因はコレだけとは言い切れないのですが、
人工的な素材などが、化学物質を放つことによって
アレルギー反応を起きる症状を、化学物質過敏症といいます。
シックハウス症候群はその一種です。

シックハウス症候群の症状

シックハウス症候群の症状が出るタイミングとしては、
特に新築やリフォーム直後に多く見られます。

自分の家だけでなく、学校やショッングセンター、病院など
色々なところが新しくオープンしたり、
リニューアルしたりしていますが
その都度、発症する危険にさらされていると言っても
おかしくありません。

よくある症状は、目がかゆい、呼吸がしにくい、
頭痛やめまいがする、気分が悪くなる...

このような症状が建物に入ったタイミングで起こるようなら、
その建物が、新築もしくはリフォームを
していないか確認しましょう。

シックハウス症候群で発症した化学物質アレルギーは
化学物質過敏症に進展しやすく、
ひどくなると、外出先でも吐き気やめまいなどの
アレルギー症状をおこすようになります。

なぜ症状が出やすくなったのか?

シックハウス症候群は、
化学物質に対してアレルギー反応を起こす症状でしたよね。

昔は「こんなことなかったのに」という声が聞こえてきそうです。

ひと世代前は、建物作る素材は木や石など、自然のモノを使い、
手間隙かけて作り上げることが多かったのですが
最近では、建築現場で使われる素材も様変わりしていますよね。

人工的なものは、化学物質を多く含んでいます。
家だけでなく、家の塗装や、家具、日用品など
あらゆるものから放出される化学物質が
体にいい影響を与えるとは思えません。
暖房器具からのガスなども体に良いはずがありませんよね。

家の気密性は高まる一方。
換気についても、暖かさや涼しさを求めるあまり、
コマメに換気をして風を通すことをしない、
最初から設計に風通しを考慮していないなど、
住環境の悪化も、ひとつの原因であると推測できます。

化学物質の発生場所はどこ?

化学物質と言っても、肉眼で具体的に見ることは出来ませんから、
いったいどの辺りから?と思う方もいらっしゃいますよね。

それが、もう「そこらじゅう」なんです。

例えば、芳香剤や殺虫剤、これも化学物質です。
タンスの中の防虫剤もそう。

家を作るところから見てみれば、
家を作る壁、外壁、天井、合板、接着剤や塗料も化学物質です。
断熱材や家具も、化学物質を使っています。

タバコもそうですし、ガスを使えば燃焼ガスが出ます。

そう、何もかもからでているですよね…(^^;;

特によく名前が出るものは、ホルムアルデヒド、
トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼンなどで物質の名前を聞いてもピンと来ませんが、
家を形成するあらゆるものから放出されているのです。

化学物質は、空気中に溶け出して、人体に影響を与えます。
長年住むわけですから、化学物質の放出量が多いと、
結果として、長年化学物質にさらされ、
どんどんと体の状態は悪い方向へ移行していきます。

新築・改築時にできる対策

アレルギー体質の人は、アレルギー物質に対して
どうしても過敏なところがあります。
ですから、家を建てるとき、新築物件を買うときは、
より注意をして購入したいものですよね。

注意をするポイントとしては、
シックハウス症候群に対する十分な知識があり、
説明ができ、対策をしている業者を選びましょう。
いざ建築するとなったら、設計者や施工業者としっかり相談して、
家作りを進めることが第一です。

風通し、換気の良い家のつくりになっていますか?
化学物質を多く放出する素材を、
多すぎるほど使用していないでしょうか?

疑問があったら、どんどん投げかけていきましょう。
家は、一生で一番大きな買い物ですよ〜!

リフォームをする時は、工事をしている空間と、
住んでいる空間をキッチリと分けて、
化学物質が居住空間に入り込まないように気をつけてください。
また、できるだけしっかりと換気をして、
十分に乾燥してから部屋を使うようにしたいものです。

すぐできることから始めよう

シックハウス症候群になってしまったら?

家を捨てて、スグに引っ越すわけにも行かないですよね。
何らかの対策を講じて、少しでも症状を
悪化させないようにする必要があります。

その手段は、ズバリ!換気です。

風を通して、室内の化学物質を外に出すようにしてください。
ただ窓を開けるだけより、家の中を風が通って抜けるように、
複数の窓を、同時に開けるのが一番効果的です。

5分開放するだけでも、
室内の化学物質の濃度は驚くほど減少します。
そして、約8時間締め切ると、
また室内の化学物質の濃度は元に戻ってしまいます。

マメに換気が一番よさそうですね。(^^)

ただの風邪?それともアレルギー?

ズバリ!食物アレルギーかどうか、疑ってみるポイントは

「食べた後に、いつもおかしいような気がする…??」

子供を見ていて、こんなキモチを感じたならば、
それは、勘違いで無いかもしれませんよ。

特に赤ちゃん、乳幼児の場合、色々なモノが体に出来たり、
明らかにおかしいなと思う症状が出ることは日常茶飯事です。
熱を出したり、おなかを壊したり、下痢をしたり、
ブツブツができたりと、数えることが難しいほど。

特に一人目のお子さんを育てる時は、
パパもママも病気の見当がつけられないので、
本当に、慌ててしまいますよね。

そこにおじいちゃん、おばあちゃんが加わると、
さらに大事になったりして…。(^^;;

笑い事じゃないって…ですです。(^^;;

赤ちゃんは、初めて外界に触れたわけですから、
まだ免疫システムが発展途上中で、病気にかやすくて当然です。
熱を出したりすることが多いのも仕方ないことなのです。

しかし、そういった誰もが通って免疫を得ていく病気と、
アレルギーの症状は似ているところがあって、
一過性の病気なのか、アレルギーなのか判断がしにくい…。

そこで、毎日子供と一番接している人、
例えばお母さんなどが、しっかりと様子を観察してあげることが、
アレルギーを初期に発見する手がかりになります。

アレルギー体質の可能性が高い人とは

「この子、アレルギー持ちかも?でも、違ったら嫌だなあ…。」

そんなこと言ってる場合じゃないですよ〜!
一度、症状や、気になっていることを、専門医に相談しに行きましょう。

アレルギーは体質は遺伝もするし、症状を繰り返します。
アレルギー症状が出ているのに、アレルギーを疑わず
アレルゲンを特定しないまま与え続けると、
どんどん症状はひどくなります。
さらに、アナフィラキシーショックのような重い症状、
全身のショック症状に陥るなど、命に関わる状態を招くことになります。

・家族にアレルギー体質の人がいる
・何度も同じようなことがあった、状態が継続し続ける
・体調が食後に常におかしい

こんな状態が続くようであれば、早めの受診をオススメします。

アレルギー?受診のタイミングは?

初めてアレルギーに触れる人は、
それがアレルギーが原因であるかどうかを見極めることは
大変困難なことですよね。

おかしいな…と思うのは勘違いかもしれないし、
なかなか病院にも行けない、行きづらいものです。

実は…、私は、長い間、自分の無知で、子供を放置していました。

「冬の乾燥と、脂漏性湿疹がひどいだけ」と判断して、
肌がヒビ割れて所々血が滲むるような、
ムズがゆそうなヒドイ状態だったのに、何もしなかったんです。

そんな時、子供が正月前に風邪を引いたので、
休みになる前に行っておこうと、
風邪を診てもらいに病院に行ったんです。

そうしたら…

「風邪よりこの肌!!なんてヒドイことして!
 お母さん!自分だけ肌の手入れしてたらダメでしょ!!」と

お医者さんと看護婦さんにひどく怒られました…。
当然です…。(-_-;;

その日、しっかり手当をしてもらって、
病院の薬を使うことで、肌荒れがみるみる治っていったのです。
それをキッカケに、私はアレルギーを疑うようになり
衣服の当たる場所にだけ湿疹が出たときに、おかしいと感じて、
アレルギー科を受診して、弱いアトピー性皮膚炎と診断されました。

もう少し早く、アレルギーを疑って受診していたら、
あんなヒドイ状態のまま放置することはなかっただろうと
今でも反省しています。
風邪のおかげと、いい先生方のおかげで気が付けたのですけどね。(^^)

ね、おかしいと思ったら病院で診てもらいましょうね。(^^)

問診ではどんなことをするの?

アレルギーかなと思って病院を受診すると、
ただ症状を見てもらうだけでなく、
生活の中でのアレルギーの出方、症状などを詳しく聞かれます。

・いつから?
・どんな症状がでる?
・いままでの症状の経過
・思い当たるフシ
・赤ちゃんの発育状態(成長曲線や離乳の進み方など)
・家族にアレルギー体質の人がいるかどうか

アレルギー症状は、経過を見て、原因を突き止めていきます。
乳幼児期には、アレルギー症状と間違いやすい、
アレルギーではないものがいくつかあります。

例えば、乳児湿疹や、脂漏性湿疹は、アトピーと間違い易いですし、
乳糖不耐症という、乳糖を分解できない病気でも、
アレルギー症状と同じように、嘔吐や下痢を繰り返します。

ですから、アレルギーかどうか見極めるためにも、
色々、思い当たることを細かく話します。

些細なことでも、先生に話すといいです。
ちょっとしたことが解決の糸口になるんですよ。
私の場合「そういえば、柔軟剤を使った…」という言葉が
肌の湿疹を突き止めるキッカケになったことがあります。

アレルギーは何科にかかる?

アレルギー症状は、色々な部位に出ます。
だから、病院もどこに行ったらいいのか、迷いますよね。

皮膚炎なら、皮膚科、下痢なら内科?
色々出てるなら、いつも行っている小児科?

この場合、まずは、
子供の病気に全般に詳しい小児科をオススメします。

小児科でアレルギー症状かどうかを診てもらった上で、
アレルギーである可能性が高いと診断されたなら
アレルギー専門の、アレルギー科を受診しましょう。
日本アレルギー学会が「認定医」「指導医」を認定しています。
http://www.jsaweb.jp/ninteilist_general/index.html

家族にアレルギー体質の人がいたり、
明らかにアレルギーであると解る場合は、
直接アレルギー科にかかっても構いませんよ。

最近では、個人が開設する医院でも
アレルギー科を設けるところが増えてきましたよね。
小児科や皮膚科と併設されていることもあります。

ホント、混んでますよね…(^^;;

アレルギー科ではアレルゲンを特定し、薬で治療するだけでなく
改善するための食事療法や栄養指導なども専門的に行われます。

医師に伝えることをまとめておこう

乳幼児のかかる小児科や、アレルギー科はとても混雑しています。

花粉アレルギーの時もひどく混雑しますよね。
日本人がいちばん多くかかるスギ・ヒノキ花粉の時期には、
数時間待つような耳鼻科だってあります。

携帯ゲームの充電が切れちゃう程待ったりね…(^^;;

その上、アレルギーの疑いがある診察は
いわゆる3分診察だけでは、突き止めることはできません。
症状や経過、生活習慣、食事など、あらゆることの細かな問診や
時には検査、時には栄養指導、薬の使用方法の説明、相談などで、
どうしても時間がかかるものなのです。

ですから、やっと自分の番が回ってきた時には、イライラ!
その上、とにかく心配なキモチが先走り、
治療の参考になるような話が上手くできないこともあります。

それを避けるためにも、
先生に聞きたい事、気になっていること、症状など、
何を話して、何を質問しなくてはいけないのか、
ノートなどにまとめておくことをお勧めします。

待ち時間を使って、ゆっくり考えてまとめておきましょう。
箇条書きにしておくと、見やすく、使いやすいです。

日ごろから症状をよく観察しておこう

なんだか食事の後におかしい気がする。

そんな気がするときは、
何を食べたのか日記をつけてみてください。
もちろん、口にしたもの、全てです。
おやつやジュースも、もちろん記入しましょう。

そして、おかしいと異常がでたタイミングも記入してください。

風邪気味だとか、下痢気味だとかの日々の体調や、
起床、睡眠時間、外遊びの時間などの生活の様子も
合わせて記入すると、なおベターです。

ちょっとした変化を見逃さないことがポイントですよ〜!

時系列のノートがいいですよね。
時間ごとに予定が書き込めるタイプの
スケジュール帳などを利用すると解りやすいですよ。(^^)

これは何のためにするのかと言うと、
食物アレルギーのアレルゲンを突き止めるためには、
何を食べたのか、食べ物の記録をつけておく必要があるからです。

どのタイミングで何を食べ、どのタイミングで異常が出たのか、
この関係をより詳しく見ることは、
何がアレルゲンになっているのか見極める上で、
何より役立つ手がかりになります。

この記録を見て、異常の関係が薄そうであれば、
その他、薬品や化学物質アレルギーを疑うこともできます。

医師との上手な付き合い方

自分の病気でもそうですが、目に見えて改善が見られないと、
「本当にこんなので治るのかな?」と、
先生を疑ってしまうことがありますよね。

気が弱くなっているのもそうなのですが、
治療が長期化して、改善が見れらないと、不満が増してきます。
特に自分の子供だと、親はその気持ちは強くなるものですよね。

医者を変えるか、続けるか。
その判断は自分ですることですが、
やむを得ない事情がない限り、コロコロと主治医を変える事は、
避けることをオススメしたいです。

アレルギーの治療自体、とても時間のかかるものです。
医師を変えてしまうと、それまで積み上げてきた観察と治療を
最初からやり直すことになります。
改善が見られないこと、心配なことがあれば
その医師に、素直に伝えてみてください。

どうしても不安がぬぐえない場合は、
セカンドオピニオンとして他の医師にも診断を仰ぐ方法があります。
ただし、アレルギーの治療は、
積み重ねてこそ正確な診断が出来る部分もありますので、
結果ばかりを急がないようにしてくださいね。

また、アレルギーに効くと詠う民間療法や
市販の薬を使う場合は、必ず医師に相談してくださいね。
ワラにもすがりたいキモチはよくわかりますが、
知らない間に、治療の妨げになっていることもありますよ。

病院の指導はどんなもの?

病院でアレルギーと診断されたら、
どんなことを指導されるのでしょうか?

まずは、症状を抑える薬が処方されます。
すでに出ている症状については、薬で治していきます。
使い方、注意点などはしっかりと聞いておいてくださいね。

そして、その他は、アレルギー反応を
できるだけ起こさないようにする生活のアドバイスです。

・アレルゲンとなる食べ物を摂らないようにする食物指導
・生活環境の改善・整備について
・スキンケアの方法

などなど、普段生活していく中で、
世話をする、回りを取り巻く人達ができること、
しなくてはならないことを、ひとつひとつ指導されます。

アレルギーの治療は、辛い症状をいかに取り除くかが
治療のスタート地点なのです。

薬の種類と用法を正しく知ろう

アトピー性皮膚炎とと言えば、ステロイド…。
そして、ステロイドは、怖いもの。

こんなイメージばかりが定着してはいないでしょうか?

アレルギーの薬には、アレルギー反応を抑える薬と、
既に出ているアレルギー症状を抑える薬とがあります。

アレルギー反応を抑制する薬は「抗アレルギー剤」、
既に出ている症状を抑えるために使うものが
「抗ヒスタミン剤」「ステロイド」などの薬です。

どの薬が何の目的のために使われるのかは、
薬を使って治療をしていく上で、とても大切なことです。

特にステロイドなどの薬に怖さを持っているのならば
医師にきちんと告げて、十分な説明を受けた上で
納得してから、正しい使い方をするようにしてくださいね。

長期服用する薬の注意点

アレルギーの薬は、長期に渡って
服用したり、塗布することがほとんどです。
一時的に使って治るようなものではありません。

ですから、特に薬の量や使い方は、指示を厳守して上で
様子に注意を払いながら、正しく服用しなくてはなりません。

「目に見えた効果がないから」「多すぎる気がしたので」

など、素人判断で、薬の使用方法や、使用量を変えてしまうと
本来の効果や、副作用などもわからなくなってしまいますし、
症状を悪化させてしまうこともあるのです。

特に治療は長く続きます。
なかなか良くならないこともあるでしょう。
しかし、治したいという意志をしっかりと持って、
医師との信頼関係を揺るがすことのないように、
治療を進めていくことが大切です。

代表的なアレルギーの薬と特徴

アレルギー治療薬でも代表的な
「抗アレルギー剤」「抗ヒスタミン薬」「ステロイド剤」
これらの特徴を紹介しておきます。

【抗アレルギー剤】
飲み薬で処方され、効果が出るまでに2〜3ヶ月かかります。
副作用が出にくく、緩やかに効き目が出ます。
Th2細胞の働きを抑える薬、抗原抗体反応を抑える薬、
マスト細胞の化学物質放出を抑える薬、
放出された化学物質の作用を抑える薬などがあります。

【抗ヒスタミン剤】
マスト細胞が放出する化学物質の中でも、
特にかゆみを感じさせるヒスタミンを押さえる薬です。
眠さやだるさなどの副作用が出ます。

【ステロイド剤】
飲み薬と、塗り薬があります。抗炎症剤です。
全身に症状があるときは飲み薬が処方されます。
副作用が多く報告されていて、長期使用するほど
そのリスクは高くなりますが、症状を医師と相談しながら、
その症状に合った強さと使用方法を守ることで、
副作用を軽減することが可能です。

ステロイド剤の強さと使い方

ステロイド剤、副腎皮質ホルモンとも呼ばれます。
アトピー性皮膚炎などの治療薬として有名ですよね。

ステロイド剤には、強さの段階があり、
使ってよい年齢や部位が決まっています。

即効性があり、よく効くのですが、その分副作用が強く、
全身に色々な症状が現れるのも特徴です。
魔法のような、麻薬のようなという例えられ方もあるほどです。

ですから、医師の指示を守り、正しく使うことが大前提です。
急に使うのを止めると、リバウンドを起こして、
より悪化することもあります。
だからと言って、副作用が怖いからと、
炎症がひどい状態なのに使わないでいるぐらいなら
上手に使って、炎症を抑えるほうが、
肌にも、その人の心にも良いことには間違いありません。

ホントにいいの?漢方薬や新薬

「アトピー性皮膚炎に効く!」「ひどい花粉症に効く!!」

こんなうたい文句で、色々な薬や漢方薬などが販売されています。
最近では、海外の薬も購入しやすい環境がどこにでもあります。

つらい時には、ワラにもすがりたいキモチ、よく解ります。

万一良くなれば、良くなるかも…望みが少しでもある限り、
一度は、試してみたくなりますよね。

でも、ちょっと待って!!
安全かどうかを確かめなくてはいけません。

試す前に、かかりつけの医師に必ず相談してください。
自己判断で服用すると、とんでもない事態を
招く恐れは十分にあります。
もちろん、民間の薬が全て危険なわけではなく、
科学的に効果が証明されているものもありますので、
治療役立つ薬があることも、事実なのです。

タクロリスム軟膏とは?

近頃、ステロイドに変わる塗布薬として、
タクロリスム軟膏という薬の使用が認められるようになりました。

タクロリスム軟膏は、アトピー性皮膚炎の
ステロイドに変わる薬として、大変注目を集めています。
プロトピック軟膏とも呼ばれています。

この薬は、免疫を抑制する薬で、
ステロイド剤の抗炎症剤とはまたちがった働きを持っています。
使い方は良く似ていても、代替品ではありません。
免疫システムに働きかけるため
正しい使用方法を守らないと、免疫システムを
正常に戻すことが難しくなってしまいます。

ステロイド剤の量と副作用を軽減することができるため
ステロイド剤から、タクロリスム軟膏の順で使用されます。

花粉に効く?減感作療法とは?

食物アレルギーでは、ショックを起こしやすいので
この治療方法一般的ではないのですが、
花粉やカビ、ダニアレルギーの場合に、
最近話題になっている「減感作療法」という治療方法があります。

ズバリ「アレルゲンを体に慣れさせる」方法。
これを「減感作療法」と言います。

アレルゲンとなっている物質のエキスを、
少しづつ少しづつ量を増やしながら、皮膚に注射します。
週に1〜2回程度、長期間に渡って治療を続けます。

このことによって、体がアレルゲンに過敏に反応しなくなり、
アレルギー症状が大きく改善されるのです。
これは「治す」に近いといっても過言ではないでしょう。

夢のような治療なのですが、デメリットもあります。

・治療が長期間にわたる
・注射の回数が多くストレスになる
・注射のたびにアレルギー反応が出る可能性がある
・特定のアレルゲンにしか効果がない
・治療できる病院が限られている

などなど、治療に踏み切るにはハードルが多々ですよね。(^^;;

しかし、あまりにも症状がヒドイと、頼りにしたくもなるもの。
主治医や、お近くの病院で、減感作療法に実績のある病院へ
相談してみてくださいね。

アレルギーは検査をしないとわからない

「花粉の時期になると鼻水がダバダバで止まりません。」

私の場合、こんな症状があって、耳鼻科に行きました。
そこでは、色々な問診や症状を訴えて、診察してもらったのですが、

「この時期から考えても、多分、花粉症でしょうね。」と診断されました。

ポイントは「多分」と言うところです。

実際に、花粉アレルギーが出ているかどうかは
血液検査などのアレルギー検査をしないとわからないけれども、
鼻づまり、鼻水が始まった時期と、症状が今も続いているなら、
スギとヒノキのアレルギーにほぼ間違いない…。

「どうです?検査します?(^^)」

「お金もかかるしいいです。先生の仰るとおりだと思います。」

こんなやり取りをしました。
だから私は「多分、花粉症」という病名です。(^^;;

このように、本当にアレルギーが出ているかどうかは、
実際に何らかの検査をして、データを出してから、
その結果を見てみないことには、ハッキリと解らないものなのです。

アレルギー検査の種類

アレルギーの検査は、主に3つの検査がよく行われます。

ひとつめは、血液を採取して調べる「血液検査」。

もうひとつは、皮膚に注射をしたり、
アレルゲンと思われる物質を皮膚に塗って、
変化を調べる「皮膚検査」。

そして、3つめは、アレルゲンがほぼ特定できている時に、
アレルゲンを完全に絶つ、逆に解っていて与えてみるなどして、
症状の変化を見てアレルゲンを特定する
「誘発テスト、除去テスト」などが挙げられます。

アレルゲンを特定するには、ズバリ血液検査が向いているのですが、
調べる項目が増えるほど費用がかさみますし、
一度に測定できるアレルゲンの数にも、限りがあるようです。
ある程度、アレルゲンを特定しておく必要がありますよね。

皮膚検査には、15〜20分で結果がでるものもありますが、
細かなデータ分析が必要となるような血液検査や
誘発・除去テストは、個人病院ではなかなかできないので、
大きな病院などで行われます。

皮膚検査とは?

アレルギー検査のうち、一番費用がかからず、
スグに結果を見ることができるのが、皮膚検査です。

皮膚検査では、細かな数値データを得ることは出来ませんが
皮膚上の実際の変化を見ることで、
アレルギー反応の有無を調べることができます。

【スクラッチテスト、プリックテスト】
原因と思われるアレルゲンエキスを、実際に皮膚に垂らします。
痛みがない程度に皮膚に傷をつけて、15分程度置きます。
その皮膚の上で、アレルギー反応が起こるかどうかを確かめます。

【皮内テスト】
アレルゲンエキスを皮膚内に微量注射して、
15分後の反応を調べます。

【パッチテスト】
アレルゲンを肌に貼り付け、24〜72時間後に反応を見ます。
金属アレルギーなどの接触性のアレルギーや、
遅延型のアレルギーを調べる方法です。

血液検査とは?

血液検査ではは、目では見ることのできない
血液中の抗体の数や、アレルゲンとなる物質、白血球の数など、
様々なデータを調べることができます。
その分、費用は高くつきますし、時間もかかります。

ただし、皮膚検査のように、テストを行った部分に
かゆさなどのアレルギー反応を起こすことはありません。

血液検査でわかる項目は以下のとおりです。

・特異的IgE抗体(アレルギーの原因を調べる)
・IgEの量(アレルギー体質かどうか)
・IgAの量(免疫力が正しく働いているかどうか)
・好酸球の量(アレルギー反応を起こしていると増える)

血液検査には、RIST法とRAST法がありますが
アレルゲンを特定するには、RAST法を選択するのが一般的で、
アレルゲン毎にアレルギー反応の強さを
0〜6段階(6ほど強い)で知ることができます。

この他にも、ヒスタミン浮離試験(HRT)という、
試験管の中で血液にアレルゲンエキスを入れて、
反応を見る検査もあります。
この検査は、一般の開業医では検査が難しいため
大きな病院でのみ、実施されることがほとんどです。

除去テストとは?

誘発テストや除去テストは、
ごく一般に、自然に経験しているかもしれません。
診察を受ける前に、すでに経験しているかもしれません。

この食べ物、しばらく食べさせないほうがよさそう。
やっぱり…。材料の卵が原因かしら?

こんなことを家庭でも行いませんでしたか?(^^)
除去・誘発テストとは、
まさしくこのようなことを医師の指導の下、行います。

除去テストは医師の指示に従って、
原因ではないかと思われる食べ物を、2週間前後完全に絶ちます。
期間中は、食事に細心の注意を払い、
アレルゲンそのものだけでなく
原材料までも気を配らなくてはなりません。

協力者も、アレルゲンに不意に触れることも出来ません。
母乳を与えている場合は、母体もその食べ物を絶つ必要があります。

1度にひとつのアレルゲンしか検査をすることが出来ませんし、
非常に手間と時間のかかる、ストレスの多い作業です。
栄養面のアドバイスも受けなくてはいけません。

しかし、アレルゲンを正確に特定するためには
どうしても必要なテストなのです。

誘発テストとは?

除去テストとセットで行われるのが、誘発テストです。

除去とは全く反対の意味合いを持っていて、
除去テストで除去することで症状が良くなった食べ物を、
逆に微量づつ与えていくテストです。

除去を解除するために、アレルゲンを微量づつ与えていきます。
どの程度の量でアレルギー反応を起こすのか、
その量を見極めていきます。

食物アレルギーは、血液検査や皮膚検査だけで
カンタンにアレルゲンを特定できるものではありません。
血液検査や皮膚検査の結果を踏まえて
次のステップに進むことには間違いありませんが、
実際にアレルゲンを特定するためには、
この除去テストや誘発テストは、必要不可欠なものなのです。

検査を受けるタイミング

アレルギーの検査を受けるタイミング、
一体いつ頃がベストなのか考えてしまいますよね。

基本的には「アレルギーを疑ったその時」で良いでしょう。

早めにアレルゲンを特定することは、何より予防になりますし、
悪化する前に症状を抑えることも可能です。

特に、離乳食が始まる時期までに、アレルギー体質である
可能性が高い場合は、検査を受けておきたいものです。
離乳食を摂取した時のリスクを減らすことができますし、
離乳食開始の時期から、除去食を始めることも可能になります。

血液検査は、十分な数値が出ないと
乳児は断られることもありますが、
皮膚テストなど他の手段を取ることもできますよね。

検査は、もしかして?を確信に変え、
前向きに治療をしていく力となります。
早期発見、早期回復のために、検査を上手に利用しましょう。

検査結果が全てではない

血液検査を一度受けて、何らかの結果が出たら
それでおしまいと言うのは、間違いです。

検査結果はあくまで判断材料であり、
そこから改善する方法を、
向きに見つけていくことが大切です。

また乳児期に出た結果が、その子の結果全てではありません。
行動範囲が広がって、色々なものに触れる機会が
増えれば増えるほど、アレルゲンとなるものが増えたり、
他のものと絡まりあって、より複雑なアレルゲンを作り出し、
新たな症状が出る可能性も十分にありえます。

逆に、体の発育に合わせて、アレルギーの出方も変わります。
消化器官の発達が進み、免疫システムが正常に動くようになれば、
アレルギー症状が治まることもあるでしょう。

治療を繰り返し、定期的に、検査を受けるようにしましょう。
目に見えないレベルでの変化を掴み、
治療の成果を確かめるためにも、
検査はとても重要な役割を果たしているのです。

食物除去を行う目的と注意点

食物除去とは、その名のとおり、食べ物を意図的に除去すること。
アレルギーのホームケアで、代表的なものですね。

食物アレルギーの一番有効な治療方法は、
アレルゲンである食べ物を体内に取り込まないことです。
原始的な…とも思いますが、薬などを使うことより、
アレルゲンを摂らないこと、これが治療の軸になります。

「アレルゲンが、好きなものだったら、辛い…!」
「友達が食べているのに何で食べてはいけないの?!」

本当にそのとおりですよね、ストレスも溜まりますよね。

除去食に取り組むには大変な労力が必要です。
けれども、食生活全体を立て直す意味で、
食物除去は避けて通ることは出来ないとても大切なことなのです。

たくさんは無理でも、いずれ少しづつ食べられるようになります。
栄養のバランスを崩さないよう、医師や栄養士と相談しながら
前向きに治療を進めていきましょう。

免疫学的寛容を目指す

アレルギー反応が起こるしくみに戻りますが、
アレルギーが起こる原因は、
食べ物を異物と判断してしまうことから始まります。

普通、食べ物を異物と判断しないのは
「免疫学的寛容(食べ物「に関しては経口免疫寛容)」が
正常に働いているからなのです。

除去食を行うもうひとつの目的は、
この免疫学的寛容を正常な状態に戻してあげることです。

一度アレルギーが発生したら、長引けば長引くほど、
刺激を与えれば与えるほど、ひどくなっていきます。

ですから食物除去を行い、アレルギーの炎症をできるだけ抑え
刺激を与え続けると増えるばかりのマスト細胞を減らします。
アレルギーを起こした体内の状態を、一度沈静化させるんですね。

それから、アレルギーを引き起こさない量を見極めながら
少しづつアレルゲンである食べ物を与えていきます。
このように、免疫学的寛容が正しく機能するように導き
アレルギーを少しづつ克服していくのです。

アレルゲンを自己判断しない

除去食は、世話をする立場の人、もしくは自分自身で、
勝手に行っていいものではありません。

自分で適当に見当をつけたアレルゲンが、
全くの見当違いであることは、よくあることなのです。

「粉ミルクを与えたら、皮膚に湿疹が出たの。」

粉ミルクはダメで、母乳じゃないといけないんだ…!!
いえいえ、粉ミルクは、要因のひとつであると考えられますが、
牛乳だけではなく、花粉や、ハウスダスト類も原因かもしれませんよ。
もしこのケースの場合、アレルゲンが牛乳なら、
お母さんが、乳製品を食べていてもアレルギーが出るはずです。

これは、素人だからそうなるのではなく、
アレルゲンは検査によって示されるデータを見ない限り、
特定することが出来ないからです。
様々な要因が加わって、アレルゲンになっている可能性が
非常に高いため、検査ナシで特定することは止めるべきです。

除去食の正しい進めかた

アレルゲンが解ると「食べちゃいけないんだ!!」

これは、間違いです。

検査をするとアレルゲンが解りますよね。
アレルゲンが解ったからと言って、
それを全て食べなかったらいいのではありません。

アレルギー反応が出るアレルゲンだけを避けるのが正解です。
そして、必ず医師の指示に従って行います。

除去食を進める上で間違い易いポイントですよ。(^^)

除去食は、「除去」という言葉を使いますよね。
除去とは言いますが、量を制限しながらも食べるんです。(^^)
これは、最終的にはどんな食べ物も
食べられるようにすることが目的だからです。

アレルギー検査で、アレルギーを持っていることが解っても、
アレルギー症状が目に見えて出ないものもあります。
こういった食品は、アレルギーがでる可能性が高いと認識して、
食べる量をコントロールしてあげましょう。
アレルギーを出さずに食べられる量を確かめながら、
食べられるように心がけ、進めていきましょう。

除去食の方法あれこれ

ひとくちに除去食と言っても、色々な方法があります。
アレルギー症状の重症度によって使い分けられます。

【完全除去食】
特定の食品でアナフィラキシーショックを起こしたことがある、
アレルギー症状が重症の場合には、アレルゲンの摂取を全く行わない
完全除去食になります。加工品もNGです。

【不完全除去食】
アレルゲンを少量与えることが可能です。
食品の抗原性が低い状態(新鮮、薄味、無添加、加熱調理)で
与えることもここに含まれます。
症状が軽度の場合、この方法で
少しづつ量や頻度を増やしていきます。
アレルギー反応を起こさない量を見極めて、
注意深く行います。

【回転食】
同じ食品を続けて摂るとアレルギー反応を起こしやすくなります。
そのため、アレルゲンを避けた色々な食品を、
栄養バランスを考えた上で、
間隔をあけて(週に1度程度)取る方法です。
新たなアレルゲンが出るのを防ぎます。

アレルギーが出るのにアレルギーが出ると解っているものを
食べさせるのはとてもコワイ気もするのですが、
少しづつ治す・慣れる為のとっても大切な治療です。
アレルギーを治すことを目標に、前向きに進めていきましょう。

代替食品を上手に使おう

特に食物アレルギーに関して
「5大アレルゲン」と呼ばれている食品があります。

5レンジャー…なら、カッコいいんですけどね。(^^;;
5大アレルゲンってね、嬉しくない…(=_=;;

その食品とは「卵・牛乳・大豆・小麦・米」です。

これ、人間の食事に欠かせないものばかり、ですよね。
今日の朝ごはんから思い起こしてみてください。
食べました?どこかしらで、食べていますよね。

しかし、そうです、アレルギーが出て、除去食をしている間は、
この食べ物は、食べることも出来ないのです。
成長するためのエネルギー、栄養素としても
とても大切なものばかりなだけに、除去するだけでなく、
変わりになるものを、何か与えていかなくてはいけません。

このことを、代替(だいたい)、
補うための食品を代替食品といいます。

牛乳アレルギーなら、カルシウム不足が心配ですので、
カルシウムを多く含む乳製品以外のもの、
例えば、小魚やさくらえびなどを、多く食事に取り入れたいですね。

抗アレルギー食品とは

抗アレルギー食品って言葉はご存知ですか?(^^)

抗アレルギー食品については、
食物アレルギーより、花粉症の方がイメージしやすいのですが、

「○○茶は花粉症の症状を軽くする!」
「○○油を使って、花粉症対策バッチリレシピ!!」

こんな文字を雑誌やテレビなどで、
ご覧になったことはないですか?ありますよね〜。

こういった食品が、抗アレルギー食品と呼ばれるものです。
甜茶、シソ、アロエ、カリン、柿、シソ、オオバコなどなど…
薬局にお茶の形で販売されているので…

あ!「もう試してるです」ですって?!(^^)/

私も甜茶を試したことがあるんですけど、
微妙な甘さがあまり好きではなく、効果は微妙でした。
しかし、花粉症の友人は、甜茶のおかげ!と言って、
がぶがぶ飲んでますし、妹は凍頂烏龍茶が良いと言って、
こちらも高級なものをがぶがぶ…(^^;;

いつも飲むお茶を変えるだけで、楽になるならイイですよねぇ。(^^)

まだ、科学的に効果が解明されているわけではありませんが、
何かが良い風に作用することもあるのでしょうね。
過信しすぎは問題ですけど、試してみることも良いでしょう。
ただし、十分に調べて納得してから、用法を守ること!
不安な時は医師に相談するようにしてくださいね。

低アレルギー食品とは

食物アレルギーの治療の柱は除去食なのですが、
なかなか除去しきれない食べ物が多くありますよね。
除去すること自体にストレスを感じるほど、
多くの食品に使われている食べ物もあります。

特に「5大アレルゲン」として上げられるた食べ物は、
そのものが主食となるものや、日本食で広く使う調味料の
原材料になるものがあります。

これを避けてばかりいたのでは、
食生活の歪みや、栄養面から発育が心配になりますよね。

そこで、低アレルギー食品の登場となります。
低アレルギー食品の最大の特徴として、
栄養的には通常食品と変わらない…けれども、
アレルゲンの活性を押さえる加工が施されています。

・アレルゲンとなる物質を使わずに作られたもの
 >大豆を使わないしょうゆ・みそなど

・アレルゲンとなるたんぱく質の分子構造を変化させる
・低アレルギー米、低アレルギー小麦粉など

・アミノ酸を用いてたんぱく質を除去する
 >アミノ酸乳(粉ミルク)など

除去食を解除するタイミング

除去食を始めれば、いつか解除する日が来ます。

アレルゲンを摂らないことで、
アレルギー反応を起こしていた腸管が正常に働くようになり、
暴れていたマスト細胞が落ち着きます。
取らない間に、腸管も発達して上手に分解できるようになります。

その結果、アレルギー症状が改善され、食べられる…!(^^)

その道のりは長く険しくても、
体の成長と共に、少しづつ進歩してきた証拠です。

嬉しいで時ですよね〜!(^^)

除去食を解除するタイミングなのですが、
誘発テストを行って上で、
症状を見ながら医師と相談して進めます。
スグに、自由に食べられるわけではないのですよ。
誘発テストは、基本的に病院で行われます。
万一、ショックを起こす危険性を考えなくてはなりません。
方法は、ほんの1g程度から初めて、
約15分間隔で症状を見ながら、量を増やしていきます。

このように、安全に食べられる量を見極めることが、
除去食解除のスタート地点、第一歩なのです。

キホンは症状を悪化させない

アレルギー症状のケアは、とても大変ですよね。
診ているほうが辛いような症状とも、向き合わなくてはいけません。

アレルギー症状に対するケアは、対症療法と言って、
既に出ている症状に対して、症状を悪化しないようにすること。
同時に、アレルゲンとなっている物質を
いかに除去するかということが大切です。

皮膚症状ならば、かいて悪化させることが一番怖いですよね。
ダニや花粉のアレルギーならば、外出時の服装や換気、
マメに掃除することなど、気をつけなくてはいけません。

普段の生活の中で出来る限り
アレルゲンと接触する機会を減らすこと、
住環境を快適に整えることが、
自分で出来る一番のケアになります。

掃除がニガテな人もいるかもしれません…!!(^^;;

でも、そこは、なんとか…!!
マメに掃除をして、快適な住環境を作るように
(私も含めて)頑張りましょうね〜。(^^)

皮膚症状は「かかない」こと

皮膚症状が出た場合、やっかいなのは「かゆい」ことです。

大人でも、蚊一匹でイライラするほどかゆいのに
全身が「いたがゆい」「むずがゆい」。
アトピー性皮膚炎を代表する皮膚炎は本当に辛いものですよね。

お分かりのことでしょうが、かかないことが大切です。
なぜなら、かくことで皮膚が傷つき、傷口からばい菌が入り、
さらに悪化して、もっとかゆくなって…と、
悪循環になってしまうからなのですが…

そんなこと、言わなくても解っていますよね…。(=_=;;

そこで「かゆい時の対処方法」をご紹介します。

1.冷やす(温かいとかゆくなりやすい)
2.たたく(かくなら、たたくほうがまだマシです)
3.保湿する(乾いているとかゆくなりやすい)
4.汚れを流し落とす(こすらない)
5.化学繊維やウールを避ける(綿100%が良い)

できるだけ肌に刺激を与えないように過ごしましょう。

住まいのアレルゲンを排除する

住まいのアレルゲンで、一番多いものが…、うー。(-_-;;

紹介するのもイヤですが「ダニ」です。. . ...(((=_=;;

食べ物だけでなく、家の中にもアレルゲンはたくさんあります。
ダニ、ほこり(の中にもダニ)、カビ、花粉、
ペットの毛やフケなど、挙げればキリがありません。

食物アレルギーの子供は、食物アレルギーが治ったとしても
元々アレルギー体質であることから、これらのアレルギー反応を
起こしやすい敏感な体質であることが多く、
検査で陽性反応が出ていなくても、
住環境を清潔に整えることは、とても大切なのです。

1.ダニを寄せ付けない(ペットには要注意)
2.カビの繁殖を減らす(換気に気をつけて)
3.ほこりをマメに落とす(ダニがたくさん生息しています)
4.ペットがアレルゲンになることも
5.カーペットや布団にはまめに掃除機をかける

ペットのアレルゲンは強敵になる

最近ではペットを飼うご家庭が増えてきましたね。
家族同然に、家の中で生活しているペットもたくさんいますし、
小さな頃からペットと触れる機会がある子供も
たくさんいらっしゃることでしょう。

しかしながら、アレルギー体質の人は、注意が必要です。

ペットの毛や、ふけ、唾液や尿など、
ペットがいるとどうしても触れることになるものが、
アレルゲンとなるケースが目立ってきています。
特に、室内で飼われることの多い「ネコ」のアレルギーが
数多く報告されているのです。

しかも、なかなか強固なアレルギーであることが特徴で、
飼うのを止めてもアレルギーが治らなかったり、
ネコを飼っていた物件で、アレルギーがでることもあるなど
一度発症すると治しにくいのです。

ペットを飼う時は、アレルギーのことまでも考えて
迎えるようにしてくださいね。

こんなトコロにアレルゲンが?!

大豆や卵、ダニなどはいかにもアレルゲンなのですが、
こっそり潜んでいるアレルゲンもあります。

普通に生活している中で、アレルギー体質の人にとって
恐怖となるのは、どちらかと言うと
「こっそりタイプ」ですよね。

実は、食品添加物や、油など、一見カタチは調味料で、
いかにも!と目立っていない食品にも、
アレルゲンとなる物質が隠れています。
意外なところのアレルゲンを紹介しておきますね。

【食品添加物】
着色料、保存料、漂白剤、香料に含まれる物質。
タートラジン、グルタミン酸ナトリウムなど。

【油】
動物性油脂や、リノール酸は
アレルギー症状を強めることがあると言われている。

【仮性アレルゲン】
ホウレンソウやトマト、チーズなど、食物自体にに含まれる
ヒスタミンが症状を引き起こすことも。
食物アレルギーと間違いやすいが、接触性アレルギーのひとつ。

母体からアレルゲンが伝わる

アレルギー体質は遺伝もしやすいのですが、
アレルギーを持っていなくても、子供がアレルギー体質で
生まれてくることはモチロンあります。

それは、妊娠中に、胎盤を介して
アレルゲンになりやすい物質が母体から赤ちゃんへ
運ばれることが原因とされています。
これを「胎盤での感作」と呼びます。

胎盤での感作をおこさないためには、
高たんぱくの偏った食生活を送らないことが大切です。
モチロン、アルコールの取りすぎや、辛いもの、
刺激的なものを好んで食べるのも良いことではありません。
これも、アレルゲンを作りやすい行為です。

特に、食欲が増す中期〜後期は要注意ですよ〜!

栄養面に十分に気を配り、赤ちゃんも食べているということを
忘れないようにしてくださいね。
健康的に過ごすことを第一に考えましょう。

エステの情報

肌が綺麗になったのでミスパリに行こうかと思っています。スリムビューティハウスの骨盤ダイエットに行くほうがいいかな?と思っていますが悩みますね。オトコのヒトならダンディハウスを選べばいいだけなのに・・・

About 2008年02月

2008年02月にブログ「子供を守れ!アレルギー対策ガイド」に投稿されたすべてのエントリーです。新しい順に並んでいます。

次のアーカイブは2008年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

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